一般的な厄年の慣習
男性と女性とでは、厄年が異なりますから注意が必要です。男性の場合、数え年で25歳、42歳、61歳ですが、女性は19歳、33歳、37歳です。いずれも本厄とされており、前後の一年ずつをそれぞれ前厄、後厄と定めています。厄年の年齢が異なるのは、男性は働き盛りの年代を考慮しているからです。けれど、女性は結婚や出産、育児と深い関係があります。特に、30代は主婦として多忙な上に育児に対する責任が重い時期ですから、健康に留意する必要があります。そのために、本厄および前厄、後厄を含めた六年間が30代に集中しており、古来から受け継がれてきました。現代でも、30代は家事や育児に多忙な時期ですし、仕事でも中堅という立場になります。自分自身の健康に対して、十分に気をつけるべき年代です。
日本には、厄年を無事に過ごすことができるように、お祓いを受ける慣習があります。神社もしくは寺院でお祓いを受けるのが一般的であり、各地域に厄除けに最適な神社や寺院が存在しています。そのため、お祓いを受けたい場合は、自分が住んでいる地域で神社や寺院を探すことが大切です。また、お祓いを受ける時期は地域によって異なりますが、正月もしくは節分に合わせて行うことが多いです。お守りやお札を購入するほかに、神主や僧侶にお祓いの祈祷を依頼する例が見受けられます。お祓いの祈祷は本厄の年に行い、前厄と後厄はお守りやお札を入手するのみというケースが多々あります。いざ自分が厄年になってみると何をすればいいのか分からないという人も多いでしょうから、そんな人は既に厄年を迎えた人の実体験を参考にしてみるといいかもしれません。>>>http://nursecolumn.com